246.6億元、5つの文化産業重点プロジェクトが調印 

 

「江南文化」ブランド作り強化、

文化産業生産倍増計画を実現

更なる高みを目指して誇り高い文化名城を再現

 

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 1月12日、蘇州市文化産業ハイクオリティ発展大会が開催され、江蘇省委常委兼市委書記許昆林氏が出席しスピーチを行った。

 「文化産業生産倍増計画をいち早く実現するには、デジタル文化産業をリーディングしつつ、この重点分野における「1+α」を目指し、蘇州特有の文化的要素やコア・コンピタンス(核心となる競争力)を取り入れた現代文化産業システムを構築することや、文化産業生産の増加分のGDPに占める割合を「十三回五カ年計画」の末期のそれに倍増することを目指して「江南文化」ブランド作りを強化し、文化名城蘇州を再現してまいります」

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 大会では、蘇州市『文化産業倍増計画の実施に関する指針』および関連支援策が発表された。高新区文化ソフトウェア企業集積の維持発展の促進や、高新区蘇繍小町の建設支援、高新区文化とテクノロジーとの融合発展の深化といった内容が『文化産業倍増計画の実施に関する指針』に加わった。

 また同会では、蘇州高新区が市の呼びかけに応じて5つのプロジェクトに調印し、累計投資額が246.6億元に達した。そのなか、滸墅関鎮プロジェクトは164億元の投資額で大会のトップを占めた。

 以下は、大会で調印された5つのプロジェクトの詳細である。

(1)滸墅関鎮プロジェクト

 164億元と大会のトップを取った滸墅関鎮プロジェクトは700ヘクタールの総敷地面積のうち、文化観光核心区が276ヘクタールを占めており、付帯施設を含む建設投資額が約50億元である。

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 プロジェクトは大運河文化保護をモチーフとして掲げ、滸墅関の重要歴史遺跡への保護と復建を行う一方、「文化、観光、商業、介護、不動産(文旅商養産)」との五位一体の新型産業タウンの開発理念に基づき、文化展示体験やパフォーマンスを通して運河文化と観光レジャー産業とを高度に融合させることで、滸墅関において運河沿岸地域の開発に取り組む予定である。

 プロジェクト建設完了後、年間500万人の観光客が予測されている。

(2)テンセント(蘇州)デジタル産業基地プロジェクト

 プロジェクトは揚子江デルタ地帯初のテンセントデジタル産業基地として、総額約80億元を投資したという。世界をリードするデジタル・ガバメントや、デジタル産業発展および科学技術イノベーションプラットフォームに注目しつつ、テンセント社の技術面における強みや協力関係リソースを最大限に活かし、デジタル産業センター、デジタル都市科学イノベーションセンター、AI産業運用センターや、新文化観光産業発展センターを建設する予定である。

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(3)チャイナモバイルクラウドセンター(中国移動雲能力中心)共同開発基地プロジェクト

 基地は中国移動および高新区の共同出資によって設立され、基礎ネットワークの上に5G+技術を導入し、クラウドコンピューティング分野において競争力を持つテクノロジー企業の育成に取り組んでいく計画だ。

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 基地は蘇州市および全国のデジタル文化イノベーション機関にクラウドコンピューティングプラットフォーム、高性能GPU向けのグラフィック処理能力、ビッグデータに基づくスマートツーリズムプラットフォームや、文化観光産業の需要に応じたSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)などを提供し、文化産業をはじめとする諸産業の発展を目指す。

(4)シマラヤ(喜馬拉雅・モバイルアプリ)「声動高新」プロジェクト

 高新区はシマラヤと連携し、市民と観光客の文化消費需要に応じて、区内の非物質文化遺産(無形文化財)や地域の伝統文化の継承と発展を強化し、政府広報や公共文化サービスをより充実したものにしたうえで、シマラヤ社のリソースを活かして有声文化ビジネスモデルを作り出し、「世界に蘇州の声を届け」「高新区に声を届け」ブランド作り強化に取り組む。

 双方は「声動高新(高新区に声を届け)」プロジェクトを共同で立ち上げ、高新区有声ストーリーバンクを建設し、「24時間都市書房」プロジェクトを導入し、10分間デジタル文化リーディングなどのイベントを行うことで、新型文化産業や文化消費モデルのあり方を探っていく。

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(5)新浪(江蘇)蘇南運営センター

 新浪江蘇は高新区楓橋街道と連携し、新浪、ウェーボーおよび地域資源を統合させ、高新区にて蘇南運営センターを設立することを発表した。政府や企業向けのニューメディアでの全域化サービスの経験に基づき、多角的な視点から高新区政府の広報関連業務をサポートする。

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文化産業の更なる発展を目指して

高新区は引き続き尽力してまいります!

世界に蘇州の声を届けよう!

世界に高新区の姿を見せよう!

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