蘇州高新区、全国統一大学入試「高考」に受験生2363人参加

 「高考(ガオカオ)」と呼ばれる中国の全国統一大学入試が、江蘇省では毎年6月7日から9日の3日間で行われます。※新型コロナウイルスの影響で去年、1カ月遅れで行われた例外もあります。

 江蘇省内で新型コロナウイルスの感染が収まっている今年は、例年通り7日から大学入試が始まり、蘇州高新区から2363人の受験生が参加しました。

「高考加油(大学入試、がんばれ)」と書いてあるカードを掲げる青年ボランティアたち

 今年、高新区には蘇州高新区第一高等学校及び呉県高等学校の2カ所の試験会場、82の教室が設けられています。

試験開始前の蘇州高新区第一高等学校試験会場の様子
学校ごとに手配されたバスで試験会場に向かう受験生たち
感染対策として受験生一人ひとりに対して検温を実施

 学校、警察、城管※、公共交通機関、医療といった業界からのスタッフや青年ボランティアが一丸となって試験が無事開催できるよう努めています。※都市条例の執行を担当する中国の準警察機関。

 さらに、入学試験期間中に、市場監察管理局が受験生やスタッフ向けの給食の安全管理や品質管理を徹底しています。と同時に、各試験会場の食堂に「モバイル検査室」が設けられており、試験当日の食料品及び調理過程で使われる器具などに対して速やかな検査を行う予定です。

監視カメラで食堂、調理台や倉庫の状況をリモートで把握