【最新情報まとめ】南京大学蘇州校の建設加速
7日(月)、江蘇省委員会常務委員・蘇州市委書記許昆林氏が代表団を率いて南京大学を訪問し、大学と地方の協力関係を発展させ、南京大学蘇州校の建設を加速させることについて、本件を担当する大学関係者と話し合いを行いました。
南京大学蘇州校(東・西キャンパス)
五大研究分野、十大学部
本プロジェクトは、「同一基準、独自の発展、革新的メカニズム、国際一流」といった方向性と、「人材育成、科学技術革新、国際交流、産業と研究の融合」といった理念に沿って、南京大学の強み、蘇州のニーズ、国家戦略や世界一流の要求に基づいた大学を建設・運営していく計画です。
南京大学蘇州校には、AI・情報技術、機能材料・スマート製造、創薬化学・健康工学、地球システム・未来環境、デジタル経済・管理工学の5つのクラスター(研究分野)、10の学部が設置されて次世代医工学の発展を促進します。
ハイブランド、ハイクオリティ、ハイレベルなキャンパスづくり
南京大学蘇州校の西キャンパスにおいて、南京大学のシンボルマークである「北大建物群」を復刻し、本校の歴史や文化を蘇州校にも受け継がせていく計画です。
南京大学蘇州校の「北大楼」は、元の建築様式を継承しつつ、未来志向の自然回帰型「超低エネルギービルディング」として設計され、建物配置の最適化、高性能外壁システムの採用、再生可能エネルギービルの統合など、超低エネルギー技術を総合的に適用して、省エネルギー率82.5%以上を達成する予定です。これは、本プロジェクトの目玉とも言えましょう。
主要工事の進捗状況
学術交流センター、校舎、学生寮などの建設工事が順調に進んでいます。計画では今年9月に工事完了予定となっています。
蘇州高新区は、南京大学蘇州校及び太湖科学城のハイレベルな建設を推進し、独自性のある「環南大太湖科創園」(南京大学蘇州校を中心とした太湖沿いのサイエンスイノベーションパーク)を作ることで、さらに長江デルタ地域の一体化発展に融合するための、人材面での支えを強固にします。