蘇州高新区 越境EC「中欧班列」第1便が出発

 7月3日、蘇州発ヨーロッパ方面行きの定期貨物列車「蘇満欧」(蘇州―満州里―欧州)列車の「越境EC便」第一便が、蘇州高新区総合保税区の税関で検査に合格して順調に通関した。これにより、蘇州高新区の越境ECという新業態は、新たな輸送ルートの開拓に成功した。

「中欧班列」ー「蘇満欧」について

「蘇満欧ー中欧班列」プロモーションビデオ

 2011年から始まった「中欧班列」と称される中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車は、「一対一路」イニシアティブの重要な構成要素であり、中国と参加各国との貿易を活性化させている。新型コロナウイルスの世界的な流行の中でも、「中欧班列」は信頼性の高い輸送手段であり続けている。また、欧州での感染との闘いにおいて、医療物資の大量輸送という極めて重要な役割を果たしている。

 2012年11月、蘇州高新区所属の総合保税区が「蘇満欧」国際貨物列車の定期運行を開通した。蘇州は、江蘇省では一番早く、全国でも3番目の「中欧班列」を開通した都市となった。「蘇満欧」は、市場化レベルが最も高い「中欧班列」の一つだ。

 「蘇満欧ー中欧班列」は、蘇州西駅から出発し、中国最北口岸の満州里を経て、シベリアを横断し、ロシアを経由して、ポーランドに到着しており、輸出列車の最短輸送時間は12日間、輸入列車の最短輸送時間は15日間、輸送距離は11800kmに達し、ギネスのコンテナ鉄道輸送最長記録を打ち立てた。鉄道により満州里を経てヨーロッパへの時間は、海運と比較するとコストは約半分、空輸と比較すると大幅に下がり、コストパフォーマンスが最も高い輸送経路となる。

「越境EC便」

 「越境EC便」は、「蘇満欧ー中欧班列」を利用して開通した越境EC専用の国際鉄道輸送ルートだ。列車が通過する国には、イタリア、フランス、スペイン、オランダ、ベルギー、イギリス、ウクライナ、ベラルーシ、スウェーデン、ノルウェー、チェコ、ドイツ、スイス、ポーランド、オーストリア、デンマーク、スロバキア、アイルランド、リトアニア、ハンガリー、ラトビアなど欧州20ヵ国以上がある。

 現在、「中欧班列」の輸送力、運賃と運行時間は比較的安定している。国際郵便ルートの円滑な運行を保障するため、蘇州高新区商務局、総合保税区、蘇州税関虎丘弁公室などの部門の指導の下、中国郵政集団有限公司蘇州市支社と蘇州高新区総合保税区越境ECプラットフォームサービス公司(苏州高新区综保区跨境电商平台服务公司)が協力し、「中欧班列専用ルート」を積極的に開拓し、新型コロナウイルス感染拡大の中でも企業の運送ニーズに応えられるように取り組んでいる。

 今回の越境EC輸出商品は「中欧班列」の「特急列車」に積み込まれ、より効率的で低コストに「一帯一路」沿線国家と地域へ運ばれ、蘇州越境ECの発展に新たな知恵と経験を提供する。