シーメンス 
中国・東アジア本社を蘇州高新区に設立

 7月5日、シーメンス電気製品中国・東アジア本社(西門子電気産品中国及東亜総部)が蘇州高新区に設立され、高新区との協力を更に深めていく方針が明らかになった。

シーメンス電気製品中国・東アジア本社
契約締結式の様子

 中国・東アジア本社の設立にあたり契約締結式典が行われ、シーメンスグループグローバル執行副総裁、シーメンス中国董事長、総裁兼CEO・肖松氏がオンラインにて同式典に参加し、シーメンスグループグローバル執行副総裁、シーメンス中国・東アジア本社総経理・マーカス グラブマイヤー(Markus Grabmeier)氏が参列した。政府側、蘇州市工作委員会副書記、市長・呉慶文氏、蘇州市工作委員会常務委員、副市長・唐暁東氏、蘇州市政府秘書長・陳羔氏が出席した。

シーメンス電気製品中国・東アジア本社
左:蘇州高新区管理委員会副主任・虞美華氏 右:シーメンス中国・東アジア本社総経理・Markus Grabmeier氏

 2021年6月、シーメンス電気製品中国本社が蘇州高新区に新設され、ヨーロッパ本社、アメリカ本社に次ぐ第3のシーメンス地域本社として、事業開発、製品管理、デジタル・イノベーション、研究開発、及び製造を含む自社完結型バリューチェーンを構築してきた。今回、シーメンス電気製品中国本社は中国・東アジア本社に格上げされ、管理範囲も韓国、日本を含む東アジア地域に広げ、市場の需要により早く適応し、高品質なサービスを顧客に提供していくことを目指している。

シーメンス電気製品中国・東アジア本社
右上:シーメンス中国董事長、総裁兼CEO・肖松氏

 同式典では、シーメンス電気製品中国・東アジア本社と蘇州高新区管理委員会との戦略的協力関係を更に深める契約も締結された。シーメンスグループは、蘇州高新区との協力を更に強化し、業務範囲の拡大、製品管理、デジタル革新、研究開発と製造を含む産業チェーンの構築、グリーン低炭素などでの協力を深め、グリーン化、AIによる自動化、デジタル化された多分野における新たなエコシステムの構築に力を入れている。

シーメンス電気製品中国・東アジア本社
シーメンス電気製品中国・東アジア本社

 シーメンス電器製品事業部は、中国に工場と研究開発センターをそれぞれ4つ保持し、知能配電、スイッチ装置、低圧保護設備と監視装置などの事業を展開し、スマートインフラ、新エネルギー、自動化などの分野におけるIoT普及の一助となっている。