蘇州高新区無形文化財
漢方薬見学体験イベントが開催
6月10日、「2022年蘇州高新区無形文化財・漢方薬見学体験」イベントが蘇州天霊中薬飲片有限公司にて開催され、文化を日中両国間の架け橋とし、経済協力と交流のさらなる深化を図っています。
同イベントには、区内重点日系企業の代表者各位が参列し、政府側から、蘇州高新区党工作委員会書記・毛偉氏、蘇州高新区管理委員会副主任・虞美華氏、区商務局、文体旅局、獅山商務創新区、楓橋街道、招商センターの主要責任者、及び関連責任者、滸墅関経済開発区、科技城の関連責任者が参加しました。
蘇州天霊中薬飲片有限公司は蘇州初の漢方薬飲片※GMP認証企業であり、江蘇省内においても最大級かつ最先端の漢方薬飲片の生産企業となっており、市場占有率は60%に達し、「江蘇老字号」企業、「蘇州市無形文化遺産」などの称号も持っています。国医館と中医薬展示館の建設、漢方薬健康新製品の研究開発、漢方薬の代煎及び配送サービスの展開を通し、同社はすでに「漢方薬知識の普及・健康相談・薬の調合・漢方薬代煎・配送」一連のサービスをワンストップで提供する中医薬健康サービスセンターとなっています。
※ 「飲片」は生薬を修治したものを指します。「修治」とは、料理の下ごしらえに相当する言葉で、原料を適切に加工することにより、薬効を高めたり、副作用を軽減させるなど、漢方薬の効果を最大限に引き出すことです。
日系企業家の代表者各位は国医館、漢方薬体験エリア、文化標本展示ホールと国薬館を見学し、懐の深い漢方医薬文化の魅力を感じました。
「日中国交正常化50周年にあたり、蘇州高新区も全国第一陣の国家レベルハイテク開発区として認可され、対日交流・協力が開始して30周年を迎えました。今回の文化体験イベントでは、日系企業の代表方との深い交流ができたことを嬉しく存じます。1990年に開発建設が始まって以来、当区は日本企業との共益発展を目指し、協力の深化、関連サービスの向上、日中往来の強化など、様々な面において著しい発展を遂げております。」
蘇州高新区管理委員会副主任・虞美華氏
現在、蘇州高新区には662社の日本企業が集まり、蘇州市日系企業の3分の1を占め、2021年には規模以上(年間売上高2000万元以上)工業生産額472億元(約70億米ドル)に達し、国内唯一の「日中グリーン産業イノベーション協力モデル区」と承認され、江蘇省第一陣の「日中韓(江蘇)産業協力モデル園区」の一つとしても表彰されました。今後、当区は先端医療機器、集積回路、ソフトウェア情報技術、グリーンエネルギーといった四つの重要産業の振興を加速させ、デジタル経済時代の高度産業クラスターの構築に力を入れております。
蘇州高新区は引き続き、日本企業の誘致及び支援に力を入れてまいります。