高新区・大湾区連携 協力促進大会開催
ハイテク産業発展に注力

 10月18日2021年度蘇州高新区・大湾区※イノベーション発展推進大会(2021蘇州高新区対接大湾区創新発展推介会)が、深圳において開催された。今回の大会では、蘇州高新区は新たに68件のプロジェクトを立ち上げ、対企業投資契約金額が合計522億人民元となったことを発表した。

※ 粤港澳大湾区とは、香港(港)・マカオ(澳)・広東省(粤)珠江デルタの九つ都市(広州、深圳、東莞、恵州、仏山、江門、中山、珠海、肇慶を含む)を統合したグレーターベイエリアを目指す地域発展計画である。

高新区・大湾区連携大会

 大会には各企業より、代表が参列し、アメリカ医学生物工学工程院院士、ウクライナ国家工程院外国籍院士、中国科学院深理工計算機科学及び控制工程院学長、深圳工業大学学長・潘奕、万科グループ、Deep Dive(深潜スポーツ)の創設者・王石、中国生産力促進中心協会CEO・劉玉蘭、譚嘉珍生命科学発展基金会理事長・譚向東、中国肺癌予防治療連盟、国際知能健康連盟主席・白春学、深圳金融商会執行会長朱雪桜、中国共産党中央政策研究室、経済局元検察官、副局長・白津夫、中華人民共和国マカオ特別行政区科学技術コンサルタント、深圳市政治協商委員会元副主席・李連和、中国リハビリテーション技術転換発展促進協会副会長兼執行秘書長・宋無塵、中海不動産CEO・張慶宇、テンセントグループ副総裁・道峰、比亜迪(BYD)グループ取締役兼取締役会秘書・李黔、招商蛇口副総エコノミスト・伍斌、国立呼吸器疾患臨,床医学研究センター副センター長・陳栄昌などの企業代表が参列した。

 政府側、蘇州高新区党工委書記兼虎丘区委書記・毛偉が大会に出席し、挨拶をを行った。高新区政府の索文斌、張瑛、虞美華、周曉春、盧潮、陶冠紅、梁棟、施国華も出席した。

 その他、大湾区にある有数の企業、金融機関、大学、研究センター、機構などの代表者も大会に参列した。

大会で各代表挨拶

高新区・大湾区連携 
蘇州高新区党工委書記兼虎丘区委書記・毛偉

 毛偉書記は、「蘇州高新区は1990年に設立、1992年に全国最初のハイテク産業開発区の一つとして承認されました。過去30年の開発・建設を通し、高新区は蘇州市全面積の内2.5%、蘇州市経済の10%を占めており、年平均GDP成長率40%、財政収入成長率26%を達成し、全国有名なハイテク産業開発区となっています」と述べ、「蘇州高新区は、ハイテク産業の発展及び産業化の実現を目標とし、イノベーションを生み出す環境を企業に提供しています。今後は、深圳市との連携を更に強化し、起業家や金融専門家の皆様には、蘇州高新区へのご来訪、進出を心よりお待ちしております」と挨拶を行った。

高新区・大湾区連携
中国生産力促進中心協会CEO・劉玉蘭

 中国生産力促進中心協会CEO・劉玉蘭は、「蘇州高新区は現在、ハイテク産業の発展及び産業化の実現に注力しています。長江デルタと大湾区は、お互いの長所を補い合うことで、相乗的な協力とウィンウィンで発展する新たな状況を作り出し、国家地域協調発展戦略の実施及び新たな発展パターンの構築に、より大きな貢献をしていくことを期待しております」と挨拶を行った。

高新区・大湾区連携
深圳金融商会執行会長朱雪桜

 深圳金融商会執行会長朱雪桜は、「深圳市金融商会は、蘇州高新区と大湾区との連携及び持続可能な発展を積極的に促進しています。深圳市の産業革新の経験を発揮し、蘇州高新区における「金融+産業」の建築を更に強化し、革新的な金融サービス及び経済社会の発展に注力しています」と述べた。

高新区・大湾区連携
比亜迪グループ取締役兼取締役会秘書・李黔

 比亜迪(BYD)グループ取締役兼取締役会秘書・李黔は、「蘇州高新区は長江デルタの重要な一部分として、「2+6+X」と言う現代産業システムの構築に注力し、進出企業に優しい成長環境を完善な産業生態系の形で提供しています。比亜迪グループは、蘇州高新区との連携を強化しつつ、先端クリーンエネルギー技術を用いることで、交通全般のEV化による繁栄発展に貢献していきます。」と挨拶を述べた。

高新区・大湾区連携
テンセントグループ副総裁・道峰

  テンセントグループ副総裁・道峰は、「蘇州高新区は優れたビジネス環境でテンセント蘇州支社の発展に力を入れました。テンセントは、ディジタル産業、AI応用産業、新文化旅行産業の開発を中心に、独自の運営理念を持ち、蘇州高新区のデジタル化に積極的な貢献をしていきます」と挨拶を行った。

高新区・大湾区連携
万科グループ、Deep Dive(深潜スポーツ)の創設者・王石

 万科グループ、Deep Dive(深潜スポーツ)の創設者・王石は、「万科グループは蘇州と強い繋がりがあります。蘇州は市民にとって快適に過ごせるところで、企業にとっても成長しやすいところであります。蘇州高新区は美しい生態環境、高品質なビジネス環境、非常に将来性のある地域であります。次に、深圳の企業家が高新区を訪問し、意見交換を行うことで、両地域の企業家の交流を強化し、共通の発展を目指します」と述べた。

締結したプロジェクト

 蘇州高新区は新たに68件のプロジェクトを立ち上げ、合計契約金額が522億人民元となった。

高新区・大湾区連携
大会の様子

産業と町の融合発展プロジェクト

高新区・大湾区連携

企業本社プロジェクト

高新区・大湾区連携

科学技術人材プロジェクト

高新区・大湾区連携

産業プロジェクト

高新区・大湾区連携

投資ファンド

高新区・大湾区連携

 今回締結したプロジェクトは、技術の含有量が高い、イノベーション能力が強い、投資規模が大きい、市場将来性があるなどの特徴があり、高新区のイノベーション能力を高め、地域発展の原動力となる重要な一環となる。蘇州高新区は、企業の進出がスムーズになれるように、相応なサービスを積極的に提供している。

新プロジェクトの発表

江蘇・蘇州医療機器イノベーションセンター

高新区・大湾区連携

 蘇州高新区は、江蘇省「一区一業」戦略において、唯一の医療機器産業の発展支援に力を入れている地域である。ハイエンド医療機器の分野に注力し、完璧な医療機器産業チェーンとエコシステムを構築することで、蘇州高新区が将来、国際的な一流医療機器産業の集積地になることを目指している。

テンセント(蘇州)デジタル産業センター

高新区・大湾区連携

 デジタル産業の集積を積極的に推進しながら、都市「智慧化」の建設を支援することで、蘇州高新区「デジタル主導の変革」の構築を目指している。 テンセント(蘇州)デジタル産業基地は、蘇州高新区が長江デルタ地域の産業革新の高地となり、一流の競争力のあるデジタル経済を実現することに注力している。

中国Deep Dive(深潜)ウォータースポーツ健康技術研究所

高新区・大湾区連携

 蘇州高新区はDeep Diveグループと連携し、「中国Deep Dive(深潜)ウォータースポーツ健康技術研究所」を設立した。ウォータースポーツ科学訓練研究をスポーツ装備、健康データ分析、国民体質検測に取り組むことで、「スポーツ、医療、教育」一体化の新発展を構築している。

イノベーションプラットフォームの発表

高新区・大湾区連携

 中城(蘇州)スマートハードウェアアクセラレータ、中国・シンガポールハイレベル人材交流センター(蘇州)、アジア太平洋交流協力基金会長長江デルタ地域センター、星河・領創天下(蘇州)イノベーションセンター、深圳智信スマート装備基地長江デルタイノベーションセンターが発表された。

中国呼吸健康智能科創センター

高新区・大湾区連携

 アメリカ医学生物工学工程院院士潘奕氏、「AIと健康ビッグデータ」について発表し、中国共産党中央政策研究室、経済局元検察官、副局長・白津夫は「低炭素化とデジタルトランスフォーメーション」について発表した。

 蘇州高新区は両地域企業の発展を期待しております。