「世界川の日」イベント、上海・蘇州レガッタ大会開催

 毎年9月の第4日曜日は、国連が定めた「世界川の日(World Rivers Day)」である。この日に先駆け、記念イベント「City Plus 上海・蘇州レガッタ大会」が9月25日(土)に、蘇州高新区の滸光運河にて開催された。

 長江デルタ地域各地からのボート愛好者が集まるこのイベントは、蘇州高新区文化スポーツ局及び区観光局による主催、蘇州市市民健康センター、蘇州高新区文化観光グループ会社及びDeepDive蘇州大運河センターによる共催のもとで、市民の健康保持増進と生活の質の向上、ウォータースポーツの普及を図ることを目的とする。

レガッタ大会に参加する選手の方々

 イベントの開幕式には、中国の大手デベロッパー「万科企業(Vanke)」の創業者会長及びDeepDive有限公司創業者・王石、万科グループの主要株主及びDeepDive有限公司董事長・馮楠、Knorr-Bremseアジア太平洋地区CEO・徐保平、蘇州市体育局副局長・李鑌が出席した。

万科創業者・王石

 王会長は、水資源豊富でウォータースポーツが普及しやすい高新区の自然環境を称賛し、今後ともDeepDiveの代表者として同分野における高新区との連携を深めていきたいと、開会の挨拶を行った。

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 イベント当日、来場者たちが会場に設置されたローイングマシンやバスケットボール用シューティングマシン、スケートボードなど様々な体験型ゲームに楽しんでいる姿を、カメラが捉えた。

 当日の午後には、滸光運河でメインイベントの上海と蘇州チームによるレガッタ対抗戦が始まった。それぞれのチームメンバーは威勢のいい掛け声による緊密なチームプレーを発揮し、躍動感あふれるレースが繰り広げられ、訪れた観客を魅了した。

 近年、蘇州高新区ではスポーツを通じた地域の経済社会の活性化が期待されている。今年7月8日に、DeepDive蘇州大運河センターが高新区にて設立されて以来、多くの地域大会が次々と行われ、レガッタをはじめとするボート競技は、高新区のスポーツ・文化的シンボルとなりつつある。

 一方で、今回のイベントは、国連「世界川の日」を機に、蘇州市民に限りある資源の大切さを知ってもらい、より豊かな自然環境を守り育てる意識を高める絶好の機会となった。