就労許可・居留証の同時申請と手続き時間短縮を実現　
外国人材誘致を促進

　先日、蘇州高新区の外国人に向けた、労働許可・居留証の申請を同時に進める「単一窓口」が開設されました。同窓口の特徴として、２つの許可証を1つの窓口で一元対応を可能とし、労働許可証、及び居留証の申請手続きを7営業日に大幅に短縮するなど、迅速な一連のサービスを総合的に提供致します。総合窓口として開設され、蘇州高新区の人材誘致、及びイノベーション産業の発展において、江蘇省内でも先進的なサービス改善を果たしています。

　同窓口の開設に当たり業務開始式典が行われ、蘇州市科技局党組書記、副局長・趙建明、蘇州市公安局副局長・呉建偉、高新区管委会副主任・呉旭翔が同窓口のサービス開始式典に参加しました。

　同窓口は、江蘇省第一陣、蘇州市2番目の外国人在中就労許可証業務の手続き全般を取り扱う区レベルの取扱所なっている。2017年、移民及び入国関連政策が齎した人材誘致と開放発展の面における利点を生かす為、蘇州市は外国人の労働許可の予備審査を高新区に委任しました。2022年1月20日より、外国人労働許可申請の決済も高新区に任せられ、高新区は予備審査から許可証発行まで全てのサービスを外国人の皆様へ提供できるようになり、企業は「高新区を出ることなく」外国人スタッフの許可申請に関する全ての手続きを行うことができるようになりました。

同窓口は高新区行政サービスセンターの3階にあり、３つの新サービスの提供を行っています。

・一つの窓口で対応：これまでに異なる部門が担当してきた、労働許可の申請と居留証の申請を一つの窓口で全ての手続きを完了させることが可能となりました。同窓口には、労働許可管理部門と公安出入国滞在許可証管理部門からのスタッフが連携して、より円滑に手続きが済む様、統合的に手続きを完了させます。

・申請は一回のみ：以前、居留証の申請を行う前には、必ず労働許可を申請する必要がありましたが、この「単一窓口」では、労働許可と居留証を同時に申請することが可能となりました。つまり、二回の申請手続きは、これから一回だけで完了できるようになりました。

・申請から許可まで7営業日以内：これまでは、労働許可の発行には10営業日、居留証の発行には15営業日がかかりましたが、「単一窓口」の開設によって、二つの許可証を合わせて7営業日以内で手続きが完了できるようになっています。所要時間を大幅に短縮し、より高品質なサポートを外国人の皆様に提供致します。

　ある企業の人事部門総経理は「以前、当社は外国籍の人材を採用する時に、必ず一回科創局で労働許可を申請した後、また入国管理局へ居留証を申請しに行く必要がありました。「単一窓口」が開設された後、手続きの簡素化により、申請時間が短縮されて、本当にありがたいです。」と語りました。

　現在、高新区は優れたビジネス環境、最も効率的な行政システムと集中された資源を通し、科学技術イノベーション企業の集積地を構築しようと努力しています。人材はイノベーションの発展にとって最も大切な資源であり、高新区は引き続き、積極的に世界各地から優秀な人材を誘致することで、「人材が産業を促し、産業が人材を集める」という効率的な発展状況の形成に力を入れております。

　2021年、高新区は累計7,554件の労働許可予備審査を行いました。現時点で、高新区には労働許可証持ちの外国人材の数が1,258人、その内高度人材が534人であり、蘇州市においては第一位となっています。

　高新区はこれからもサービス向上を目指し、各部門間の連携を強化することで、外国人の皆様へより円滑な労働・居留証の申請を含め、効率的行政サービスを提供して行きます。また、外国人材の採用に関する政策により、外国籍の中国人の滞在期間は最大5年、外国人の就労ビザは5年間までの期間更新が可能となりました。今後も引き続き、住宅、子女の教育、医療などの面で、より高品質な支援サービスを外国人の皆様へ提供していきます。

　高新区には、国家外国専門家プログラムの専門家10人、省外国専門家百人プログラム専門家9人、省外国専門家7人、市外国専門家29人、市「カモメ計画」の専門家377人が在籍しています。特に2021年、国家外国人専門家プロジェクトの資金を獲得したのが過去最高の7人、省外国人専門家「引智計画」プロジェクトの資金を獲得したのは3人、外国人学術研究者ワークステーションに選ばれたのは1人、市「カモメ計画」に選ばれたのも過去最高、市内第一位の59人となりました。

　高新区は引き続き、優秀な人材を集め、企業の皆様を支援してまいります。