日本碍子本社管理層が訪蘇、更なる発展を目指し

 6月19日、蘇州高新区党工作委員会書記・毛偉氏は日本碍子(NGK)株式会社の高級顧問蟹江浩嗣一行と会見し、深い友情を語り合い、交流・協力を深め、手を携えてウィンウィンを目指す方針が明らかになりました。日本碍子は、陶磁器技術を中核とし、現在は世界最大の碍子生産メーカーとなっており、磁器碍子技術をベースに、世界初の大容量蓄電池や環境問題を解決する自動車排出ガス浄化用部品などを研究・生産しており、製品の国際市場シェアは50%以上です。

 日本碍子は蘇州高新区に日本ガイシ(蘇州)環境保護セラミックス有限公司と日本ガイシ(蘇州)熱工技術有限公司という二つの子会社を持っています。このうち、日本ガイシ(蘇州)環境保護セラミックスは、主に自動車排出ガス浄化用セラミックスキャリア、及び自動車排出ガス用セラミックスフィルター製品を生産しており、グループで世界初の全シリーズにおける自動車排出ガス浄化装置生産能力を備えた運営基地です。2023年の生産額は30億6600万元で、前年同期比10%以上増加しました。

 会見の中で毛偉氏は、長期にわたる高新区経済社会の発展への貢献に、日本碍子に感謝の意を表しました。「高新区は現在、高水準の対外開放を継続的に推進しており、日本企業を含む多くの外資企業が増資を続けて生産ラインを拡大、グレードアップし、産業発展の原動力となっています。また、日本碍子が引き続き高新区で発展し、更なる投資を行うことで、研究開発・革新を強化しながら、より多くの生産ラインを導入することを期待しており、高新区も引き続き支援サービスをしっかりと提供し、より優れた外資ビジネス環境を構築して参ります」と語りました。

 蟹江浩嗣氏は、高新区政府の長期にわたる関心と支持に感謝しました。「発展してきた長年の経験から、当社は高新区産業の基礎がしっかりしており、ビジネス環境が優れており、人材資源が豊かで、投資・事業を行うべき優れたなエリアであることを痛感しています。当社は、優位性を十分に発揮し、革新的な研究開発への投資を増やし、協力の場を引き続き深化・拡大し、高新区の質の高い発展に力を与えていきます」と述べました。

 現場で、蟹江浩嗣氏に「最も美しい日本人友人賞」証書を授与しました。日本ガイシ(蘇州)環境保護セラミックス有限会社総経理長良直、日本ガイシ(蘇州)環境保護セラミックス有限会社の関連責任者、蘇州高新区指導者の沈琰氏、及び高新区の関連部門、行政ブロックの責任者各位が参加しました。

 蘇州高新区は常に高水準の対外開放を続け、2000社近くの外資企業を集積し、その中で日系企業は760社を超え、パナソニック、キヤノン、三菱電機など500強の企業が18社あります。