中日友好クリニックを共同設立
蘇州高新区人民病院×上海森茂診療所
5月20日(木)をもって、蘇州高新区中日友好クリニックは高新区人民病院にて設立され、開業しました。
これを受け、蘇州に滞在している日本人従業員向けの医療サービスがより充実したものになり、当区のソフト面の環境がより強化されることとなりました。
同クリニックの開業式には、蘇州高新区当党工委書記・虎丘区委書記方文浜氏、蘇州日商倶楽部首席副会長殿岡靖典氏、蘇州日商倶楽部副会長籏持秀也氏、蘇州市衛生健康委員会二級研究員陳小康氏、高新区党工委委員・広報部長朱奚紅氏が参加しました。
|蘇州高新区中日友好クリニック|
蘇州高新区中日友好クリニック(以下、中日友好クリニック)は、今年3月上旬に行われた区内進出日本企業600社達成記念イベントにて発表された5つの重点プロジェクトの一つとして、蘇州高新区人民病院と上海森茂診療所(メディネットインターナショナル株式会社、本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:三木 秀隆)が共同で設立した医療機関です。同クリニックでは、内科、外科、婦人科、小児科などの臨床部門が開設されています。
メディネットインターナショナル株式会社によって導入される日本の医療技術、専門家、経営理念といった医療リソースを土台とし、蘇州高新区人民病院の強みを加えることで、中日友好クリニックは現地の日系企業向け医療サービスの新たな拠点として、多くの日本人従業員やその家族を対象により安心で高度な医療技術を提供し、日系企業の蘇州高新区での更なる発展をサポートすることを目的としています。
中日友好クリニックは、蘇州高新区人民病院入院部門の13階Bブロックにあり、ワンストップ型の医療サービスを提供しています。 同病院では、専用駐車スペース、日本語案内表示板、待合室、予約・診療同行サービスや医療ガイドサービスなどを設けています。
朱奚紅氏は高新区管理委員会一同を代表して、中日友好クリニックの開業へのお祝いを表しました。
また、メディネットインターナショナル株式会社の現地法人である上海森茂診療所有限公司副総経理の龔巍氏から、「日本の最先端の医療技術、特にがんの早期発見技術を蘇州に導入することで、市民や日本人駐在員の皆様に「健康」と「安心」を提供し続け、蘇州高新区での対日ビジネス環境整備に貢献していきます」との挨拶がありました。
|蘇州高新区人民病院|
蘇州高新区人民病院は、治療、教育、科学研究、予防、リハビリテーション、救急医療を統合した3級規模の2級甲等※公立総合病院であり、現在、42の臨床部門と医療技術部門を開設しています。
※中国の病院のレベルについて、省・衛生部直轄や大学病院などで病床数500床以上を「3級」、村や居住区レベルで病床数100床以下を「1級」、その中間を「2級」としています。また、病院の技術水準、医療条件、管理水準などを点数化し、1,000点満点で900点以上を「甲等」、以下「乙等」「丙等」と分類しています。
|上海森茂診療所|
上海森茂診療所は、上海で初めての日系医療機関として1988年にメディネットインターナショナル株式会社による出資で設立され、開院しました。以来、上海や周辺地域の日本人駐在員や観光客を対象に、日本と同水準の最新設備による診察・検査・健康相談など幅広いサービスを提供しています。現時点での累計受診者数は20万人余りとなっており、高度な医療技術や行き届いたサービスに医療業界やビジネス界から称賛を受けています。