新東方グループ東方座標学院会員企業40社、蘇州高新区を訪問

蘇州高新区政府と東方座標学院会員企業代表との交流会

「蘇州高新区に期待しています。また、蘇州高新区がさらなる発展を遂げるには我々のような企業の協力が必要だと信じています」

 26日、新東方グループ社長・CEO楊志輝氏、副社長張戈氏が傘下の東方座標学院会員企業40社のCEOなどの経営責任者を率いて蘇州高新区を訪問しました。訪問において、企業各社は現に蘇州高新区のビジネス環境を確認し高く評価した上で、投資の意向を示しました。

交流会の様子

東方座標学院

 東方座標学院は新東方教育科技グループ(中国・北京/董事長:兪 敏洪)によって創設され、教育ビジネスを手掛ける起業家やイノベーターを対象とした学習・交流プラットフォームであり、教育分野で革新的な変化を起こし教育を進化させていくことを運営方針としています。

 学院は資金調達がシリーズA及びそれ以降に到達する教育分野のスタートアップ企業の創設者やCEOをメンバー募集しており、「学びのイノベーション」に対して興味関心をもつ起業家が集っています。

蘇州高新区を訪問中のCEO達

 今回蘇州高新区を訪ねた企業は、繽紛鳥、洋葱学院、金色雨林、子曰語文、北辰教育、宝貝計画など中国の有名企業が参加。それぞれ教育×テクノロジー「EdTech(エドテック)」、人間教育(素質教育)、オンライン教育、教育情報化、ネオマスメディア・電子商取引サービスプラットフォームといった分野にわたり、蘇州の教育プロジェクトの発展について視察を行いました。

 主な訪問スケジュールとして、蘇州創業園、雲学堂網絡科技公司、中科知図教育科技公司、蓋雅情報技術公司、中国移動蘇州研究開発センターを順に見学し、蘇州高新区の立地、産業集積の優位性、とりわけ全方位的な政策支援及び、全ライフサイクルステージにわたる施設貸出支援に対して高く評価しました。

蘇州創業園を見学中のCEO達

 交流会において、企業家の皆様は蘇州高新区科技招商センター及び各行政ブロックの担当者と対面で話し合い、投資プロジェクトによる提携事業について意見交換を行いました。

 新東方グループCEOの楊志輝氏は、会員企業各社の蘇州高新区での投資をサポートし、さまざまな経営資源の提供を前向きに検討していきたい旨述べました。

教育事業プロジェクトの締結

オンライン教育サービスを手掛ける企業翼鴎教育

 オンライン教育ライブ配信サービスを手掛ける企業翼鴎教育は2020年12月に、蘇州高新区と事業協定を締結しました。当区に本社を移転したほか、研究開発センター、トレーニングセンター、サービスセンター、データセンターといった施設を建設し、蘇州市民向けの「スマートキャンパス」「スマート授業」の実施をワンストップで提供する計画です。


 蘇州高新区は、中国科学技術部、中国共産党中央宣伝部、文化観光部によって共同認定された「国家級文化と科学技術の融合発展モデル基地」です。

 過去数年にわたり、蘇州高新区は文化資源の優位性と確固たるハイテク産業基盤を結び付けさせ、文化と科学技術の融合発展を推進してきました。蘇州文化科技産業園、高新ソフトウェアパーク、アリババイノベーションセンターといったインキュベーション施設を開設し、中国移動ソフトウェア、藍海彤翔、楽米科技、創捷伝媒、漢度設計などの文化と科学技術の融合を重視する企業が集まるようになりました。また、藍海創意クラウド、テンセントスマートトラベル、VRシアターなどの数多くのプロジェクトを展開したことから、文化と科学技術産業をアップグレードさせ、社会全体の経済発展に大きなプラス効果を与えました。

 現在、蘇州高新区はクリエイティブデザイン、デジタルメディア、文化観光を中心とした文化産業集積及び、次世代電子情報を中心としたハイテク産業集積を積極的に促進しており、文化と科学技術を融合発展させるための産業基盤を整えるといった初期的な成果を収めています。

 データによると、蘇州高新区における国家級、省級、市級の文化産業モデル基地は10箇所を超えており、文化×科学技術企業は600社を上回っているという。

 これからも蘇州高新区は、文化×科学技術企業の支柱である教育機構の発展を加速させていきます。