蘇州高新区、全住民参加のグリッド型PCR検査演習を実施

 8月4日(水)、変異ウイルス「デルタ株」による全国的な感染拡大といった緊急時対応システムの更なる充実に向けて、蘇州高新区は管轄内の各自治体で住民全員に対してグリッド型PCR検査演習を実施した。

演習現場の様子

獅山横塘街道

 演習は石湖花園の法治広場で行われた。PCR検査会場には、入口エリア、受付エリア、待機エリア、検体採取エリアなどの機能的なスペースが設置され、各エリアには1メートルの安全距離ラインが設けられ、消毒用品、保護用品、検体採取キット、消毒器具などが備えられていた。

 演習に参加した地域住民は、ボランティアによる案内で整然と並び、健康コードの提示、身分証明書(ID)の確認、演習引換券の登録、核酸検査、検体採取券への捺印を行った。情報の記入が困難な住民に対しては、現場のボランティアやスタッフが指導・支援を行った。会場には簡明な表示があり、氷や扇風機も用意されていた。

 演習は2時間にわたって行われ、合計617人分の検体が採取された。検体は関連する検査機関に速やかに輸送され、検査が行われた。また、検査会場は、医療廃棄物を移送して処分する専門業者と連携していた。

楓橋街道

 演習現場では、スタッフは全身を包む防護服を着用した。住民は一列に並ぶように誘導され、演習のガイドに応じてマスクを着用するように指示された。

 健康コードを確認し、体温を測ってから、PCR検査の待機場所で1メートルの安全な対人距離を保ちながら並ぶように案内された。会場では、医療スタッフから丁寧に情報を確認され、受付や検体採取などの作業が整然と行われていた。計5つの検体採取ブースが設置され、会場には入り口、受付、待合室、検体採取エリア、資材置き場、一時隔離エリア、医療廃棄物の一時置き場が設置されており、1時間で410人分の検体が採取された。

 演習では、楓橋街道防疫指令室、医療救急担当、社会及びコミュニティ防疫担当、学校防疫担当、広報担当、交通整理担当、自宅隔離検査担当のほか、供給保護担当、企業サービス担当、渉外防疫担当など、約50名のスタッフが活動に参加した。また、検査が円滑に進むように、20名のボランティアが会場でサービスを提供してくれた。

滸墅関経済開発区

 午後3時、文昌コミュニティ鴻福花園のPCR検査会場では、スタッフが早速着替えて準備をしていた。 演習に参加する住民たちは、100メートルの列を作り、現場スタッフの指導のもとで、マスクの着用、身分証明書(ID)の提示、健康コードの確認、体温の測定、本人確認、会場での登録、PCR検査の待合室への入室を、1メートルの安全な対人距離を保ちながら、順番に行った。

 医療スタッフは、本人確認を行い、受付と検体採取を丁寧に行ってから、検体の輸送に関する要件に従って検体を密封して輸送した。合計5つの検体採取ブースが設置され、1時間の演習で合計432人分の検体を採取した。

 会場には、待ち行列エリア、受付エリア、待機エリア、一時隔離エリア、検体採取エリア、物資保管エリア、医療廃棄物の一時保管エリア7つのエリアが設けられ、各エリアには注意喚起のためのサインが明示されている。 全体作業の後、消毒スタッフが検査会場の消毒を行い、医療廃棄物の処理を標準どおりに進めた。

通安鎮

 午後4時、通安鎮は西部の農村地域でPCR検査の実践的な緊急演習を行った。演習参加範囲は、北窯村、東泾村、箭庄コミュニティ、街西村、航船浜村、西巷コミュニティ、金市村の6つの農村をカバーし、箭庄コミュニティ、西巷コミュニティ、街西村、航船浜村の合同事務所(旧金市小学校の運動場)に検査会場が設置された。

 会場には、検温待機エリア、受付エリア、検体採取エリア、物資保管エリア、バッファーゾーン、緊急処理エリア、一時隔離エリア、スタッフの休憩エリアなど8つのエリアが設けられ、合計5つの検体採取ブースが配置された。検査を受ける人は、身分証明書を持って順番に受付され、本人確認が取れてから、システムに登録される。検体採取エリアで検体を採取された後、指定されたルートで退場する。 会場には扇風機10台と氷が設置され、熱中症対策がなされた。

 1.5時間の演習で、合計587人分の検体が採取され、輸送箱に入れられ、専用車両で輸送された。 演習後、消毒作業員が検査会場を消毒し、医療廃棄物の処理を標準どおりに行った。

リゾートエリア(鎮湖街道)

 鎮湖街道市橋村にある鎮湖旧小学校(住所:寺橋西街20号)のPCR検査会場には、入り口エリア、受付エリア、待機エリア、検体採取エリア、バッファーゾーン、物資保管エリア、一時隔離エリア、医療廃棄物の一時保管エリアなど、8つのエリアがある。モニタリングと検体採取の作業を同時に行うために、現場には手動登録レーン2本、コンピューター登録レーン3本の計5本の検体採取レーンと5つの検体採取ブースが配置された。検査を受ける人は、現場のボランティアの指示に従い、整然と会場に入り、PCR検査を行った。

 会場には鎮湖街道PCR検査の臨時本部を設置し、案内ガイドチーム、検体採取サポートチーム、広報総務チーム、秩序維持チーム、物資保管チーム、交通管制チーム、安全維持管理チーム、環境消毒チーム8つの作業チームに分け、総勢42名のスタッフを配置した同時に、16名の党員や青年団ボランティアから現場サービスを提供し、検査の全工程が計画通りに行われた。

 演習時間は1時間20分で、合計562人分のサンプルが採取された。採取終了後、検体は輸送箱に入れられ、専用車両で輸送された。全体の作業が終わった後、消毒作業員が会場の消毒と廃棄物の処理を行った。

 上記のほか、蘇州サイエンスシティ(東渚街道)では、3日に全住民参加の演習が行われた。