蘇州日商倶楽部座談会 高新区にて開催

 4月21日、蘇州日商倶楽部座談会が蘇州高新区にて開催された。

 同座談会には、蘇州日商倶楽部理事会副会長、キヤノン(蘇州)有限公司董事長・籏持秀也氏、蘇州日商倶楽部理事会副会長、蘇州日電波電子工業有限公司董事長・藤原信光氏、蘇州日商倶楽部理事会副会長・蘇州泉屋百貨有限公司総経理・中村学氏、蘇州日商俱楽部事務局長、三井住友銀行蘇州分行課長・金谷功一郎氏が参列し、高新区政府側は、経発委、社会事業局、人社局、住建局、商務局、公安分局よりそれぞれの担当責任者が参加した。

座談会の様子

 座談会では、日商倶楽部の代表者たちが高新区政府からの支援サポートに感謝の意を示した上で、第一四半期における高新区日系企業の状況を報告した。双方は、サプライチェーン、新人採用、サービス業、出入国時の手続き、医療・飲食に関する課題について意見を交わした。高新区政府各部門の責任者それぞれより、日商倶楽部からの生産再開に向けた課題及び生活上の問題について回答し、今後も問題解決に向けた取り組みを積極的に行う方針を表明した。

 最後に、蘇州高新区商務局局長・孫鹹銳は「日本企業が直面する課題に対して、蘇州高新区はコロナ禍での日系企業に向けた支援政策をさらに強化していきたいと思います。政府と区内企業や経済団体とのコミュニケーションを強化し、企業のニーズを迅速に把握することで、積極的かつ的確に支援サービスを提供し、緊急問題の随時解決にも力を入れていきます。」と述べた。

高新区商務局局長・孫鹹銳

 蘇州高新区は、1990年設立以来30年にわたり、開放的な発展を続け、現在合計2,000社近くの外資系企業が集結、その内日本企業が660社となっており、蘇州進出日本企業の3分の1をしめております。その累計投資額は105億米ドルに達し、省内で最初の「日中韓産業協力模範区」の一つとなり、且つ中国で唯一の「日中グリーン産業イノベーション協力模範区」としても認定されています。

 現在、蘇州高新区は、江蘇省唯一の医療機器産業発展の国家レベル重点ハイテク産業開発区として、「一号(最重要)産業」であるバイオ医薬産業に注力しつつ、資源、政策などの面で全力を尽くし、世界有数、国内一流の医療機器及びバイオ医薬産業の集積地の構築と発展を進めていきます。

 蘇州高新区は、引き続き企業の皆様を支援してまいります。