江蘇‐日本 開放・イノベーション・協力交流会が開催

 6月17日、江蘇省人民政府と在日中国大使館が共催の「江蘇 – 日本 開放・イノベーション・協力交流会」を東京で開催されました。開催互恵・ウィンウィンを目指し、江蘇省と日本が手を携え、共に発展する方針が明らかになりました。江蘇省党委員会の信長星書記、中国駐日本大使館の呉江浩駐日大使、羅暁梅公使、張漪波公使参事官、経済産業省通商政策局の荒井勝喜審議官、日本貿易振興機構(ジェトロ)の石黒憲彦理事長、日中経済協会の佐々木伸彦会長ら両国の政財界の代表600余人が出席した。

 信書記は「中国と日本は一衣帯水の隣国であり、両国の発展は互いにとって重要なチャンスである。昨年11月、習近平主席と岸田文雄首相はサンフランシスコで会談し、両国の友好関係をさらに深める方向をはっきりと指し示した。江蘇省は中国で最も日本からの投資が集中する地域であり、江蘇省の日系企業は良好な発展ぶりを維持している。一方で、日本に投資する江蘇省の企業もますます増えている。江蘇省の広大な市場空間、完備された産業支援、十分な人的資源、スムーズな交通と物流、誠実なビジネスサービスといった、投資と発展にとってより魅力的な環境が整っている。現在、中国はイノベーションを特徴とする、新たな質の生産力を発展させることに力を注いでおり、習近平主席は江蘇省を「新たな質の生産力を発展させる重要な陣地になる」という目標として位置付けている。多くの日本企業が江蘇省への投資を継続し、江蘇省を深く耕し、江蘇省と手を携えて新しい質の生産力を発展させ、より良い未来を共同で創造することを希望している」と述べました。

 現場では22の重点協力プロジェクトが契約され、総投資額は21億9000万ドルで、バイオ医薬、グリーン低炭素、ハイエンド設備、スマート製造などの分野をカバーします。

 蘇州市、蘇州高新区の指導者、関連部門責任者も同イベントに出席し、蘇州高新区のプロジェクト2件が調印されました。