蘇州高新区進出日本企業600社達成!
記念式典を盛大に開催
経済・文化の両面刺繍
日本企業集積地のさらなる発展
3月9日、蘇州高新区獅山国際会議センターにて「蘇州高新区対日合作交流会及び日本企業600社突破イベント」が盛大に開かれ、成功裏に終了した。
江蘇省委常委兼蘇州市委書記許昆林氏がイベントに出席し、「卓越貢献賞」に入賞した日本企業10社の皆様に授賞した。
また、在上海日本国総領事館総領事(大使)磯俣秋男氏が出席し、スピーチを行った。
江蘇省商務庁庁長兼党組書記趙建軍氏、在上海日本国総領事館副総領事福田高幹氏、国家発展改革委員会国際協力センター副主任劉建興氏、在上海日本国総領事館副領事安井竜也氏、江蘇省外事辦副主任楊菁氏、大阪府上海事務所所長南浦秀史氏、熊本上海事務所所長中村正昭氏、蘇州市委常委兼常務副市長王翔氏、蘇州市委常委兼秘書長兪杏楠氏、蘇州市副市長楊知評氏がイベントに招かれて出席した。
蘇州高新区党工委書記兼虎丘区委書記方文浜氏、蘇州高新区党委副書記兼虎丘区区長毛偉氏を始めとする区政府関係者、日本貿易振興機構、蘇州日本人学校及び高新区日本企業605社の代表者の方々が参列した。
1993年に初めての日商独資企業日本電波工業株式会社が高新区に進出して以来、パナソニック、キャノン、三井住友銀行、エプソン、富士フイルム、日本ガイシ(NGK)といった有名な日本企業が相次いで当区に営業・生産拠点を構えていった。次第に、蘇州高新区は揚子江デルタ地域における「日系高所」として発展しつつ、蘇州市内で日系企業の数が最も多い自治体になった。
現在、蘇州高新区に在籍する日系企業の数が605社に達し、そのうちフォーチュン500企業が17社もあるということから、「全省中日韓(江蘇)産業提携モデルエリア」に入賞した。
式次第
イベントの始まりに、元日本内閣総理大臣鳩山由紀夫氏、高新区友好都市・熊本市長大西一史氏、日中経済貿易センター理事会長長榮周作などの日本政財界関係者が贈った祝賀ビデオメッセージを放映した。
中国外交部アジア司副司長薛剣氏、中日友好協会常務副会長兼元駐日中国大使程永華氏が祝賀状を贈った。
それぞれのメッセージには、蘇州高新区進出日本企業600社突破へのお祝い、「日系高所」としての当区のさらなる発展や新たな中日関係の構築への期待がこもる。
イベントでは、蘇州高新区ビジネス環境構築に関する最新方針が発表された。
■1
蘇州中日グリーン産業基金がリリースされた。グリーン産業基金の主導的な役割を果たし、グリーン産業におけるテクノロジーイノベーションや政策イノベーションを推し進め、一流のグリーン産業集積地を作り上げていく。
■2
中日サービス貿易プラットフォーム「蘇州文化財」オンライン特別キャンペーンが発表された。日本国内における蘇州伝統文化・工芸への需要に注目しつつ、蘇州の伝統産業を日本へ進出させ、「江南文化」というブランドづくりを強化していく方針を発表。
■3
蘇州高新区「商貿通」中日国際通信ラインが開通された。対日サービスの新たな一環として、区内日本企業の国際通信へのニーズに積極的に応え、国境を越えたコミュニケーションの利便性を図る。
■4
蘇州高新区日本中小企業サービスセンターが除幕された。区内日本企業の満足度をさらに向上させるためには、ワンストップ・フルライフサイクル型サービスを提供する。
■5
中日友好メディカルセンターが除幕された。日本の高度な医療資源を取り入れ、蘇州高新区で暮らしている日本の方々に質の高い医療サービスを提供する。
また、江蘇省商務庁が蘇州高新区に「中日韓(江蘇)産業提携モデルエリア」を授与した。
日本や韓国との間で作り上げられた産業連携・提携モデルの強みをさらに活かすことを主旨に、江蘇省人民政府は来たる5月17日に蘇州太湖国際会議センターにて第一回東アジア企業家太湖フォーラムを開催する予定である。今回中日韓産業提携モデルエリアを受賞したことは蘇州高新区が東アジア産業サイクルを促進するための重要な拠点となる印であろう。
これを受け、蘇州高新区はチャンスをしっかり掴み、対日・対韓重点産業提携のレベルをさらに引き上げ、省で有数の中日韓産業提携のモデル地域を作り上げることを目指す宣言を行った。
イベントでは、新規プロジェクト調印式が行われ、投資総額が108億元の計37件のプロジェクトが調印された。当該プロジェクトは、金融・本社・デジタルトランスフォーメーション(DX)といった多くの分野にわたり、バイオ医学及び医療機器、半導体集積回路、デジタルカルチャーなどの新興産業をカバーし、投資規模が大きく、技術力が高く、影響力が強いといった点において、蘇州高新区のモデルチェンジとグレードアップ、都市レベル・市民生活向上への強い原動力となるだろう。
イベントの最後では、蘇州高新区が設立されて以来30年にわたって、区内日本企業各社から多大な支援をもらってきたことに感銘を受け、企業納税額、生産高、実払資本金といった3つの指標をもって日本企業605社の中から突出貢献賞20社、卓越貢献賞20社を選出し授賞式を行った。
むすびにかえて
日本政財界関係者の皆様へ
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
お陰をもちまして、蘇州高新区は設立 30 年という節目に、区内進出日本企業 600 社を達成し、3月9日(火)にて記念式典を開催して成功裏に終わることができました。現在、弊区内の日本企業数は 605 社に達し、日本からの累計総投資額は 200 億米ドルを超えることから、弊区は揚子江デルタ地帯における最も重要な「日本企業集積地」「日系高所」となりました。
2020 年度、弊区において、日本企業の累計工業生産高は 477 億人民元、輸出入高は 120 億米ドル、税金総額は 28.8 億人民元を突破しています。日本企業は弊区にとって、最も重要で不可欠な存在であり、このような実績は、皆様の日ごろのご努力とご支持の賜物であり、深く感謝申し上げます。以上をもちまして、締めの挨拶にかえさせていただきます。