“高”“新”発展を堅持 蘇州高新区、精彩を放つ上半期

 先日、中国国務院は「国家高新技術産業開発区の高品質発展促進に関する若干の意見」を発表した。7月23日の国務院政策定例ブリーフィングで、科学技術部は新時代における国家高新区発展の全体的配置と具体的措置を紹介した。蘇州高新区は、1992年に国務院に許可されて設立された第1陣となる国家級高新区として、引き続き「高」「新」の発展理念を受け継ぎ、感染防止と経済社会発展のダブル勝利を全力で勝ち取ることを表明した。

 今年上半期、蘇州高新区の一般公共予算収入はプラス成長を実現した。全社会の固定資産投資は15%増の278.9億元で、実質ベースの外資使用額は6.91億ドルで、91.4%増となった。

 この間、蘇州高新区は科学技術金融協力革新模範区発展大会(科技金融合作创新示范区发展大会)を開催し、6つのプロジェクトを設立し契約、そして目玉となる総規模100億元のバイオ医薬特別基金設立のスタートを切った。

 さらに、蘇州高新区集積回路産業イノベーションセンターが発足。第1期は10万平方メートルで100億元の集積回路投資ファンドを設立し、区内の集積回路産業の構築を支える重要な拠点として期待を受けて発進した。

重点プロジェクトを強化し、実用化を促進

 蘇州高新区は年初に「奮起直追、大歩進位」(猛追して大きく前進)の三年計画を制定し、発展を最優先任務として、重点プロジェクトを強化し、実用化を促進するという方針を定めた。3月には、総投資額716.6億元の76項目が集中的に契約、起工し、高品質発展を加速させる。5月には、「世界産業チェーン協力クラウド大会(产业链全球合作云对接大会)」で、総額440億元の投資、受注契約を成立させた。

 7月16日、「中核蘇閥―華東理工バルブ信頼性製造共同研究開発センター(中核苏阀—华东理工阀门可靠性制造联合研发中心)」が設立され、世界最先端レベルのハイエンドバルブ技術の研究開発及び応用プラットフォームが生まれた。「産学研」の協力を通じてプロジェクトを強化・発展させていくのは、蘇州高新区発展の新たな手段として注目されている。

 6年前から、高新区は華東理工大学と協力して華東理工大学蘇州工業技術研究院を立ち上げ、大学と企業との架け橋となった。今まで華東理工は区内の通錦精密、普利資環境など20社近くの企業と産学研の提携プロジェクトを30個以上を展開している。

 本研究院は8つの技術研究開発センターと2つの機能センターを設立。工程院院士などのトップ人材を多数採用し、実用化に成功した会社を20社孵化(インキュベート)し、売上は4.2億元に達した。高新区には、このような「大院大所」(トップ大学と研究所)によるプラットフォームは、中科院蘇州医工所、浙江大学蘇州工研院、清華大学蘇州環境創新研究院など100軒がある。

 「大院大所」の指導の下で、高新区はハイエンド装備、次世代電子情報、新材料、バイオ医薬などの分野に重点を置き、市場に向けて「産学研」連携の「イノベーションプラットフォーム」を数多く構築した。これにより、研究開発とサービス、技術の孵化と実用化、産業の育成と牽引はワンストップで解決できるまでに至っている。

 これまでに、高新区では累計5800件を超えた科学技術プロジェクトが立案され、企業向けの各種資金援助を30億元近く獲得した。

江蘇省医療機器サイエンスパーク(江苏医疗器械科技产业园)

 さらに、高新区はバイオ医薬産業を新たな成長ポイントとして蘇州のランドマーク産業の構築を目標とし、上半期に医療機器産業の10年発展計画と3年行動計画を策定し、2022年までに産業規模が500億元を超え、2025年には800億元を超え、そして2030年には2000億元を超えることを目指している。

先行試行を行い、経済に活力を与える

 高新区は常に大胆に先駆けて先行・試行を行い、多くの「第一」と「唯一」を作り出した。高新区はこれまでに、全国初の科学技術サービス業試行単位、全国初の国家科学技術保険イノベーション試行区域、全国初の保険と科学技術を組み合わせた総合革新試行拠点、全国初の創業投資モデル基地、全国初の国家知的財産権モデル園区として承認されている。

 高新区は蘇州内初めての金融機関が集まっている。このうち、本店を構える銀行は31行に登り、保険業系金融機関は63社を数え、実体経済に対し金融支援を手厚く提供してきた。それだけではなく、高新区は「蘇州金融タウン」を作り上げ、現在まですでに基金機構628社が集積し、管理資金は1000億元に達するなど、実体経済、科学技術革新、現代金融の協同発展を推進している。

 さらに、7月には、高新区は一連の金融政策を打ち出し、金融産業の集積、資本市場との連携、革新・起業の促進、フィンテックなどに関する政策が幅広く含まれている。また、区内で設立した金融機関もしくは上場に成功した企業には奨励があり、企業は発展段階によって異なる額のローン利息助成を受けられる。

 経済活動の再開を加速させるため、高新区はナイトタイムエコノミー(夜間経済)を提唱し、「獅山新動夜(ショッピング・グルメ)」や「夜遊大陽山(ナイトツアー)」などのイベントに乗り出した。これまでに、区全体のイベント参加店舗は3257軒に達して、6月のデータによると、全区観光地の観光客数は前月比12.96%伸びた。ホテルの宿泊は同22.2%伸び、全国の12.44%を上回った。レジャー・エンタテインメントの全体消費は32.89%伸びた。

最適なビジネス環境を構築

 高新区は、科学技術プロジェクトと企業に対して、創業から成長、上場までの全ライフサイクルにあわせて各種サポートサービスを提供する。7月の「蘇州創業ウィーク」において、深透智能の「人工知能に基づく医学映像強化とシステム設備の再構築」プロジェクトが高品質プロジェクトとして高新区で発足し、300万元の資金援助を得た。

 先日、高新区は「人材新政策3.0」を発表した。トップ人材とチームの単一プロジェクトに対して5000万元以上で上限なしの総合支援金を給付、また、人材の住宅補助金を全面的に引き上げ、トップ人材とチームには最高1500万元の住宅補助金、リーディング人材とチームには最高600万元の住宅補助金を支給することを決めている。

獅山ビジネスイノベーション区の人才マンション「星庭科技人才マンション」

 5月に、高新区は36の政策優遇措置を発表しました。産業発展、科学技術革新、改革革新、人材誘致などの重要な項目に焦点を当て、企業への一連のサービスを打ち出して、「蘇州最適」なビジネス環境の構築を全面的に推進する。スマート化技術改造プロジェクトを支援するため、省レベル以上の重点プロジェクトにはその設備投資によって最高5000万元の補助を給付する。集積回路産業の革新発展を促進するため、市レベル以上の工程センター、研究開発機構と認定された場合、最高1000万元の奨励を与える。医療機器の革新製品に対するサポートを強化し、第3類の医療製品に対する奨励は100万元から200万元に引き上げ、「前年度販売実績1000万元」の条件を取り消した。

 また、147名の党員、幹部を選出して「サービス首席担当員」チームを結成し、800社余りの内資企業と外資企業の情報を分類して整理し、「ユーザー視点、顧客体験」に基づく全方位的で正確なサービスを各企業に提供する。

 今後、蘇州高新区はより全面的に「奮起直追、大歩進位」(猛追して大きく前進)の三年間の行動計画を実施し、技術成果の実用化と先端産業の発展を全力で推進し、リーディング人材と高い成長性企業の集積を加速させ、イノベーションに適した良好なビジネス環境の最適化に力を入れていきます。蘇州高新区を、全国産業技術革新ネットワークの重要拠点として構築し、中国国内高新区のトップグループに向けて邁進します。