面積は0.87平方キロメートル。国の認定を受けた2類港があり、税関・商品検査検疫局などが配置され、貨物の輸出入に関する様々な手続きが効率よく行われています。
港(空港)と保税物流センターとの間での直接の貨物の通関手続きと搬送が可能です。また保税物流センターに入った貨物は輸出済みと見なされ、所定の条件を満たせば増値税などの還付を申請できます。
蘇州高新区保税物流センターは、2005年8月全国初の保税物流センター(B型)として設立しました。2006年4月から正式に運営を始めました。現在、蘇州高新区保税物流センターは多機能、且つ一体化した輸出入国際物流総合業務と海、陸、空運を完備した通関監督総合検査プラットホームとして利用できます。
センターは高新区の北西部に位置し、周辺は上海―南京高速道路、国道312号線、蘇州市感情高速道路、江南(無錫)空港(距離16キロメートル)など完備された交通ネットを有します。区画面積は83.28万平方メートル(約25万坪)、中には、倉庫26万平方メートル、コンテナ置き場と駐車場8万平方メートル、オフィス9.5万平方メートルなどを建設しました。
国内から保税物流センターに送られた貨物は輸出と見なされ、増値税還付などの優遇政策が受けられます。
海外から保税物流センターに送られた貨物は全額保税扱いとされます。貨物は物流センターに預け、組立て、移転可能です。貨物の配送は「分割配送 一括通関」ができます。支払い方法はさまざまで、商流と物流が分離できます。
保税物流センターは2010月2月、中国貨物輸送航空会社との間で連携に関する協定を締結し、3月航空貨物ステーションを設立しました。今後、クライアントが貨物を航空貨物ステーションに預ける際に、「ワンストップサービス」「集約運送(コンソリデーション)」「書類の一元管理サービス」「税関手続簡易化」「タリー(TALLY)」などのソリューションをご提供します。航空運送の効率向上とコスト削減の実現ができました。6月、保税物流センターは無錫発香港行きの貨物チャーター機サービスの提供が開始しました。今後、多数の貨物チャーター機線路を開拓する予定です。「陸路運送の価格で航空運送のスピードを」を実現するよう努めて参ります。
保華グループ傘下長江デルタ内河港有限会社が既に高新区政府に京杭大運河でコンテナ専用港の建設方案を提出しました。当該港開設後、コンテナ専用船が直接上海洋山港と通航することにより、運送時間の短縮と運送コストの削減ができます。
従来資源の統合によって、保税物流センターの優位性を最大限に活かし、蘇州発香港行きの陸路運送線路の開通ができました。当該線路の開通により、深セン税関と緊密に協力をし、税関手続の簡易化と運送コストの削減ができました。中国大陸と香港の最新陸路運送モデルを作り上げました。今後、陸路運送の管理などについて、さらに力を入れる予定です。
保税物流センターと蘇州鉄道貨物輸送西駅間の距離が約1キロメートル。現在、物流センターと鉄道貨物輸送部門を協力し、コンテナ専用列車での運送を実施する予定。