蘇州高新区「獅山広場芸術劇場」着工

 蘇高新グループ(苏高新集团)の重点建設プロジェクトの一つ、蘇州市西部の「文化の砦」――「獅山広場芸術劇場」プロジェクトが正式に着工した。蘇州の新しい芸術文化創造センター、交流センターとして期待が高まる。

 芸術劇場は蘇州高新区金山路南、長江路西に位置し、地下通路で鉄道1番線と3番線の獅子山駅と直結する。計画によると、この建築物の高さは40.48メートル、建築面積は41,428平方メートルで、総投資額は約9.41億元だ。

 プリツカー賞、日本建築学会賞、吉岡賞などを受賞している日本の建築家・妹島和世によるデザインは、まるで華やかなドレスの裾のような独創的なラインで、周りの獅子山と天獅湖を飾る。

 芸術劇場は1280席の大劇場と500席の多機能ホールから構成される。

 大劇場

 大劇場は芸術劇場の核心として、総席数は1280席で、大規模な交響楽、戯曲、オペラ、ミュージカル、演劇などの総合的な公演のニーズに応えることができる。

 多機能ホール

 多機能ホールの席数は500席で、主に実験演劇、曲芸、ミニコンサートなどの演出と小規模な会議の開催のニーズを満たすと同時に、ライブ放送を容易にするために映写設備が追加される。

 「獅山広場芸術劇場」プロジェクトの建設会社は高新区に本社を置く中建三局蘇州公司。関係責任者によると、会社の当面の主な仕事は、獅山文化広場芸術劇場プロジェクトを会社の模範プロジェクト、ブランドプロジェクト、窓口プロジェクトとして、「国家優良品質工事賞(国家优质工程奖)」の獲得を目標に取り組むことだという。

 蘇高新グループは今年に入ってから、新3年戦略を通して、感染症の影響を克服し、工事現場の標準化、可視化を通じて建設管理を強化し、スケジュールの効率化を図った。現在、各建設プロジェクトの進捗はすでに年度計画に追いついており、上半期の新工事は11件で、通年で13件の完成プロジェクトを確保する見通しだ。