蘇州高新区 「日系企業中心地」としてさらなる高みを目指す

 7月28日、在上海日本国総領事館の福田高幹領事一行は蘇州高新区を訪問しました。高新区党工委副書記、区長毛偉氏が福田領事と会見し、双方が友好な協力関係をよりいっそう増進し、協力・交流を強化し、蘇州高新区を長江デルタ地域における最も代表的な「日系中心地(日資高地)」として新たな高みへと引き上げることを望んでいると話した。

 福田領事は蘇州高新区に対し、感染拡大の時に区内の日本企業に対する支持と助けに感謝の意を伝え、蘇州高新区はこれまでに、積極的に企業サービスを最適化し、「企業を蘇州に行かせるのが一番楽」というビジネス環境の構築を継続的に推進し、日系企業の発展に必要な関連施設とサービスが整っていると述べた。

 さらに、上海総領事館は、日系企業の蘇州高新区での発展をサポートし、より多くの企業が高新区で投資することを支持し、また日本から中国へのチャーター機を積極的に協力して準備し、区内企業の日本人管理者、技術者の入国手続きを推進し、彼らの家族再会及び子供の入学などに手伝い、区内日系企業の生産再開をいっそう促進し、共に蘇州高新区を長江デルタ地域の「日系中心地(日資高地)」として新たな高みへと導くと語った。

 毛偉氏は、今年以来、蘇州高新区は感染防止と経済発展の両方を堅持し、全力を尽くしてダブル勝利を目指し、上半期には全区の主要な経済指標が良い成績を収め、感染防止期間中に、区内の多くの日系企業は高新区に積極的に協力し、科学的かつ厳密な予防・抑制措置をとり、企業の生産再開を共に促進し、相互に支持し、共に困難な局面を克服してきたと話した。

 また、現在、蘇州高新区には日系企業が586社あり、全区の外資系企業数の1/3を占めている。そのうち、世界トップ500企業は20社で、累計総投資額は200億ドルに達している。電子通信、装備製造、自動車部品などの分野で完備した産業チェーンが形成されており、長江デルタ地域の最も代表的な「日系中心地」になっている。

 近年、高新区はバイオ医薬と医療機器、次世代情報技術、新エネルギーなどの戦略的新興主導産業を重点的に発展させている。日本は医療機器、バイオ医薬、デジタル経済、サービス業などの分野で世界トップレベルに位置しており、今後も緊密に協力し、日本のハイエンド産業と技術を導入し、産業チェーンを改善することで、ウィンウィンの実現を目指し、中日グリーン経済モデル区と中日イノベーションバレーの建設を共に促進し、高品質な発展を効果的に推進していきたいと語った。

 会見前、福田高幹一行は高新区展示館と江蘇医療器械科学技術産業園を見学した。